ソニー映画と4K(12)

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ソニーと映画と4Kのエピソードを見ると、コンテンツ事業がソニーに制約を生み出した事を思い出します。ソニーには映画監督のような一部のマニアが喜ぶ製品ではなく、日常生活を一変させるような画期的な製品を期待したいですね。

ソニー出井氏とジョージルーカス

1990年代の後半、当時ソニー社長の出井伸之(74)に一通の手紙が届いた。「映画用のカメラをデジタルにしてほしい」。差出人は映画監督のジョージ・ルーカス。
ソニー出井氏とジョージルーカスの、やり取りのエピソードがあります。
ソニーの出井氏は、ソニーが画期的な製品を作れない組織に変更した事を説明しましたが、多彩な人脈が分かるエピソードですね。

ソニーと映画事業

このカメラで撮った「スターウォーズ・エピソードII」のエンドロールには「サンクス・トゥー・ソニーアツギ(ソニーの厚木テクノロジーセンターに感謝する)」の文字が刻まれた。「カメラを3Dにしてくれ」と言ってきたのは「アバター」の監督、ジェームズ・キャメロンだ。
ソニー商品と映画業界の関わりを示すエピソードとして、上記の内容が紹介されています。リズム&ヒューズ・スタジオ倒産の理由を見ると、ハリウッドの有名映画業者で倒産する会社がでており、ソニーは難しい舵取りを迫られているのかもしれないですね。

映画の高画質カメラがビジネスになるのか

今、ハリウッドの大物監督たちを熱狂させているのが「暗闇でも黒い服の人物がはっきり見える」という高精細の4Kカメラ。来夏にはソニーの4Kカメラで撮ったSF映画「アフター・アース」が公開される。
ソニーの問題点として、映画事業を持っているため、製品が映画業界の動向に左右されますが、顧客の利益と相反するときです。

ソニーからiPodやiTunesのような製品が生まれなかった理由は、自社で音楽や映画などコンテンツ事業を抱えているため、過度な著作権保護を行って不評であったことをあげることができます。

ソニーの4Kカメラを、ハリウッドの映画監督は喜ぶかもしれないですが、Youtubeの動画投稿者や家庭でカメラを楽しむそうは、価格が高ければ売れないような気がしますね。

ソニーは顧客目線に戻れるのか

ソニー再起の道筋はまだ見えない。だが元最高経営責任者(CEO)の大賀典雄は亡くなる1年前の2010年、研究のため取材に来たソニーOBで早大ビジネススクール准教授の長内厚(40)にこう話した。「ぼくはそんなに心配していない。ソニーにはもっと苦しい時代があった。そのたびに変わり続けるのがソニーなんだ」
ソニーの4Kテレビ、4Kカメラで強く感じるのは顧客が本当にそういうものを望んでいるのか疑問に感じる点です。
ソニーは、すでに他社が作った商品で新しい商品を販売しますが、今までにない製品を販売することを期待している人は多いと思います

ソニーPS3セル失敗の理由(8)について、ソニー平井社長はPS3の楽しみ方を顧客に理解してもらえていなかったことを示唆していますが、平井社長主導の経営でどのように変化するのか楽しみですね。ソニー平井社長交代と業績悪化(1)の危機から復活すれば、管理人は、ヒット商品もそのうち生まれることを楽観視しています。
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